白光 2021年5月ブログリモート例会 秀作 |
順 位 |
作 者 |
秀 作 作 品 | 画 題 | |
1 席 2 点 |
上西 達郎 |
No.17 大の仲良し |
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得点: 16点(講評者点 8点+会員互選点 8点) 講評: モデル撮影会ではないか と思うくらい、主役も舞台装置も出来過ぎな程に整っています。左の子の手が何かを語っている様 であり、右の子(双子でしょうか)の横顔も見えて、1枚の中に物語が感じられ シャッタータイミングもベストでしょう。 手前下の路?が目障りと言えば目障りですが、前ボケで出来る限り隠されており 狙いが活きています。これ以上求めるとし たら、二人の間の前ボケが 白では無くオレンジ色の花だったら もっと良かったのに…というくらいでしょうか。ただ画題 は一考の余地ありと感じます。 作者コメント: ポピー畑に出かけましたところ、可愛い同じ服装をしたお嬢さん連れの二組のお母さん(?)がお嬢さんの写真を撮っていま した。余りにも可愛いお嬢さんでしたので、望遠レンズで撮影。咄嗟の撮影でしたので、SS、ISO、F値までは既存の設定値で した。 撮影地:万博記念公園(花の丘)。 |
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神野 早苗 |
No.31 湖東夕景 |
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得点: 16点(講評者点 6点+会員互選点 10点) 講評: 水田が美しい夕焼けに染まり、素晴らしい作品になりました。中央やや左の集落部分と右下が 影の塊になっているのが残念 で、下1/4をカットしたパノラマ構図の方が より力が有る作品になったのでは無いかと思います。太陽がもっと右(北) に沈んでいれば 輝く水田の部分を広く取り込めるのですが、その頃には稲が伸びてしまい 水田が光らなくなってしまう ので、致し方無いですね。撮影地の状況が判りませんが、もしも大きく右に移動出来るのならば、水路辺りを中心にした構図 で撮りたいところです。 作者コメント: 日が沈む時刻。白とびしないように木股会長に教えて頂いたハーフNDフィルターを使って撮りました(購入しました!)。 すべての田に水が入っていたらもっときれいだろうなあと耕作の苦労知らずの私は思いました。 |
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2 席 3 点 |
天野 純子 |
No.6 ある春の夜 |
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得点: 9点(講評者点 2点+会員互選点 7点) 講評: ヨットハーバーの穏やかな夜、良いものですね。ゴーストでしょうか 不思議な光がとても印象的ですが、それを活かすの なら もう少し暗めに仕上げた方が良かった様に思います。 追記:不思議な光は、サンピラーと同じく とても珍しい自然現象で「(漁り火)光柱」というのだ、と後で教えて戴きました。 そうと知っていれば、6点差し上げるべきだった…と知識の無さを恥じ入っています。 作者コメント: 4月上旬に新西宮ヨットハーバーで撮影しました。あまりに用事が立て続けに入りしんどくなった為、気晴らしに夜中に一人 でヨットハーバーへ行きました。撮影目的ではなかったのでカメラは持参していませんでしたが静かでとても綺麗な光景だった ので思わずiPhoneで撮影しました。今度は撮影目的で訪れようと思います。夜中のヨットハーバーは自転車で回る警備員さん しかいらっしゃいませんでしたので感染を気にすることもなくほっとできる場所でした。 |
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森 俊雄 |
No.14 叫 ぶ (オオルリ) |
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得点: 9点(講評者点 4点+会員互選点 5点) 講評: 大きくボカして単純化されたバックで、羽色の美しさが引き立っています。下の枝は不要で、直ぐ上でカットするべきだったと思います。 作者コメント: 今年も夏鳥の代表 オオルリがやってきました。雌を引きつけるためか大声でさえずっていました。背中の青がきれいに表現できたかなと 思ってます。 |
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小村 明彦 |
No.25 ジャンプ (ハヤブサ) |
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得点: 9点(講評者点 4点+会員互選点 5点) 講評: 連写の合成でしょうか、バックがそう煩くなく 描写も素晴らしい作品で、羽や足回りなど 如何にも猛禽らしい筋肉質な(に見える)体つきが とても印象的です。下は虫を咥えている様にも見えますが、飛び出したばかりなので 見間違いでしょうか。画面に占める鳥の面積が(3つ有る だけに)多過ぎて 窮屈に感じるので、もしもっと広く撮られて居るのなら 周囲をもう少し出した方が納まりが良いと思いました。 作者コメント: 以前の在庫から、丹後半島の断崖絶壁に留まっていたハヤブサの飛び出しで、新しく覚えたPhotoshopの多重合成を試してみました。鳥さんを切り 取って貼り合わせたのではなくて、レイヤーマスクを使った多重合成で、鳥さんの位置が正味の位置だし、切り抜いてないので細かい所まで自然です。 |
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3 席 4 点 |
森 俊雄 |
No.13 阿 吽 (ミソサザイ) 2枚組 |
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得点: 8点(講評者点 4点+会員互選点 4点) 講評: なかなか凝った画題ですが、狛犬の様で 引き締まった顔つきですね。2枚組は対比で見せる事になり 取り合わせが難しいのですが、成功して いると思います。ミソサザイと言えば極く小さな鳥ですが、描写も見事です。ただ2点共 画面が窮屈過ぎて、全紙作品にはなりません。 作者コメント: ミソサザイも渓谷でさえずっています。近接撮影では木彫のように見えたので仁王さんになぞって阿吽と名付けました。 |
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宮田 陽子 |
No.20 五月雨に咲く |
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得点: 8点(講評者点 6点+会員互選点 2点) 講評: 雨上がり?のとても爽やかな絵柄で、主役を大胆に下端に配置した構図が成功しており、ボケが美しいバックとの 色の対比も素晴らしいです。 細かい話しですが、右上隅のピンクは(同色の主役を邪魔するので)この半分程の大きさで良かったと思います。 作者コメント: なかなか撮影に行けない中、ベランダに咲いたお気に入りの薔薇を玉ボケを入れて撮りました。雨露が沢山ついていましたが、鉢を動かしている間 に落ちてしまいました。設定が明る過ぎたと思います |
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佐藤 威光 |
No.35 棚田造形 |
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得点: 8点(講評者点 4点+会員互選点 4点) 講評: 的確な絞り値と露出で、「棚田」を見事に表現されました。奥の釣り人も良く効いています。ただ右上の土部は不要です。この作品を後からトリ ミングしたのでは、(上を切っても、右を切っても)とても窮屈になってしまいますので、撮る時に構図に充分配慮すべきだったと思います。 左下の僅かな光の線は、トリミングで外しましょう。 作者コメント: 六甲アイランド南端ですが、釣り人をポイントにリズミカルなSカーブが棚田をイメージしました。 |
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北口 幸次郎 |
No.43 幻 蝶 |
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得点: 8点(講評者点 4点+会員互選点 4点) 講評: 違う種類の蝶の重ね合わせでしょうか、羽が8枚有る様な不思議な印象の作品で、バックも含め彩りが実に美しいです。細かい話しですが、左側 の羽は先端までシャープにピントが来て居る方が良いと感じました。左端から2箇所飛び出ている物は不要で、カットして下さい。作品の四隅まで 良く目を配って戴きたいと思います。 作者コメント: 蝶同士の合成。 |
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なお 4席は6点あり No.10 森川 幸子さんの 「風薫る頃」で、 講評者点4点+互選点3点の 計7点 No.11 池田 重信さんの 「タラップ」で、 講評者点6点+互選点1点の 計7点 No.18 上西 達郎さんの 「設営中」で、 講評者点4点+互選点3点の 計7点 No.27 北口 幸次郎さんの「黒い妖精」で、 講評者点6点+互選点1点の 計7点 No.38 平野 浩一さんの 「かぐや姫降臨」で、 講評者点4点+互選点3点の 計7点 No.39 野口 円さんの 「紅一点」で、 講評者点4点+互選点3点の 計7点 また 5席は4点あり No.22 池田 重信さんの 「家路」で、 講評者点4点+互選点2点の 計6点 No.24 小村 明彦さんの 「おおきくなりました(コマドリ)」で、 講評者点6点+互選点0点の 計6点 No.40 野口 円さんの 「空色賛歌」で、 講評者点2点+互選点4点の 計6点 No.41 野口 円さんの 「Flower and Butterfly」で、講評者点4点+互選点2点の 計6点 でした。 |
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